JCL 大分
レース前
今回は温泉県べっp.... じゃなかった。 大分県で開催れる JCLのレース 「コーユーレンティア オートポリスロードレース」
その同週に開催されたバンクリーグにも出場していたため、2日ほど大分県に滞在していた。
温泉県と称するにふさわしい硫黄の匂いと湯煙にテンション爆上げ。感覚的にはモンハンのユクモ村。
また、海岸沿いから数キロで長い登りがあり、高地には由布岳を中心にまさしく雄大と呼ぶにふさわしい景色が広がっている。
いつか旅行で来たいな。そんな想いにさせてくれる素晴らしいロケーションでした!!


ひとつ遺憾なのは北海道で結構探した旭川のお菓子、「蔵生」が普通にコンビニに売っていたこと。ここ日本の反対ぞ??

あ、ちなみに、バンクリーグは巨人相手に何の成果も得られませんでした


レース概要
「オートポリス」は温泉大国で都心の別府からは2時間ほど離れた、熊本は阿蘇に程近いサーキット。
1日目は1周4.6kmを26周で120km
2日目は1周3kmを30周で90km
のレースとなる。
目が回りそうだが観客としてはレースを見れる機会が多くなるため、これはこれで良い設定だと思う。
コースは両日長い登りはないものの、所々で勾配が上がる箇所があり、地味にキツイ。
1日目 120km
さて1日目。スタートは13時なので、目覚ましもかけずゆっくり起きて準備をする。
と言っても最近謎に早起きな自分は5時に勝手に目が覚める。ホテルの朝食まで2時間あるため、この時間がなかなか過酷である。
無事に朝ごはんを食べ、少しグダって出発。ホテルからは1時間かかるとのことだったが、「遠いんだなーー」くらいにしか思っていなかった。
で、実際向かうとどんどん森に入っていく。途中で察した通り、到着するまで山道であった。過酷である。
この山道で中島さんの三半規管が負傷。なるほど家を出てからレースはすでに始まっているわけだ....
最近温泉の10分タイマーと、謎の早起き対策の睡眠トラッカーのため購入したスマートウォッチで標高を見ると800m山じゃん、、、
ちなみに購入したスマートウォッチ はこれ。本当は2つの機能があればよかったのに、調べていくうちにあれもこれもとなり、結果いいやつになりました。性能はバッチグーです。
チームプレゼンテーションやピットウォークでご来場いただいた皆様と楽しい時間を過ごし、いよいよレース。
天気は晴れ、しかし2時間後に雷雨予報・・・。過酷である(2回目)
スタート地点に並ぶと、明らかな雨雲がすぐそこまで迫っていた。

スタートしてすぐに雨脚が強くなる。
ここでトラウマがフラッシュバックする。確か19年の全日本選手権だったか。雨の富士スピードウェイ。雨で車のオイルが浮き、異常なほどスリッピーに。
今回ももしかしたら、、と考えたが、案外そうでもなく、コーナーも普通に曲がることができた。
今回の作戦はずばり「他力本願」
いろいろあって数的不利な状態にあるキナンは、自分から足を使わずライバル達のアタックに乗り、レースを優位に進めよう作戦だ。
前半からチームメイトと協力してアタックを捌く。
が、ここで問題発生。
実は数週間前から股関節の内側に痛みを覚えており、症状は少しでもひねると痛い。ベッドから起き上がる時や歩くときなど不意にひねると痛みが襲い、もちろん自転車で高強度域でペダリングをしても痛みが出る。
厄介なのはどの筋肉が起因して痛いのかが全くわからないことで、局所的なマッサージができず、対策ができていなかった。
そんなこんなで懸念していた痛みが発症。踏むととにかく痛い。痛くてペダリングがギクシャクする。踏めない。
それでも騙し騙しアタックを捌いていたが、不意にできた逃げにキナンを乗せることができず、追うことに。

1周ほど追いかけたところで終了。そのままレースを降りました、、
だめだこりゃ、
その後できた逃げにまさきさんが乗ってくださり、ゴールまで行ったもののスプリント勝負になりキナンとしても結果を残すことができなかった。自分がもっと仕事をしていれば・・・。
何もできなかった自分に心底腹が立ちました。
2日目
起伏のあまりないコースを90km。短いレースになると予想。ホイールは前日のレースから40mmから50mmハイトに変えた。
股関節は当然痛い。が、やれるだけやる!
この日も他力本願作戦で、しかし後半に登り区間での攻撃を画策。いつものやつですw
レーススタートは9:30。宿発は7:00。朝ごはんは6:30に開くので、6:00には起きて荷造りをする必要がある。
一応6:00に目覚ましをセットするも、いつも通り5:00に目が覚めた。こういう時は便利よな、、、
会場につきチームプレゼンテーションを終え、アップをしスタート準備をする。
さ、いくか。と思ったスタート10分前。突然のにわか雨がサーキットを襲った。
誰だよ雨男・・・。
幸い直前に弱まったため、小雨に打たれながら号砲を聞いた。

スタート後、集団は平静を保っていたものの、徐々に活性化。チーム全体で捌いていった。
そんなこんなで10周経ったか経たないか、各チームが乗った逃げが形成。そのまま協調体制を取りながらビハインドを広げていった。
かなり大所帯となり、キナンは自分と中島さんが乗ることができた。
中島さんを守りながら走り、スプリントに持ち込めばかなり勝機があるため、とにかく集団が割れるのを防ぎ、繋げるなどしてアシストに徹した。
この時点でかなり股関節が痛んでいた。しかし中強度域がメインでデッドゾーンに入ってはいなかったため、何とか騙し騙し走ることができた。

半分を過ぎた頃だろうか。監督から
「まさきを迎えに下がれ」
という指示が出る。
中島さんにその旨を伝え、追走をかけるまさきさんを迎えに一旦下がる。
さ、仕事するぞ〜〜
と意気込んでいると追走集団が見えてきた。
メンバーにはリーダージャージの増田さんやUKYO石橋さん、モンゴルチャンプなどそうそうたるメンツが揃っていた。
これ俺がいく意味あったか??と思うほどであったが、とりあえず全力で引く。

1周ほど頑張って、ホームストレート終わりで合流。
まさきさんを加え、スプリント、逃げ、どちらでも勝負できるかなり有利な展開となった。
さらに数周後にトマさんも合流。キナンは4人となりさらに有利となった。
その後はとにかく逃げを作らぬよう。アタックには持ち前のキレのなさでヌメ〜〜っと距離を縮めるなど、できることを最大限行った。股関節は痛むが、アドレナリンの影響か、いくらかマシである。

そんなこんなで残り20kmを切り、いよいよ勝負が始まる。
まさきさんの指示で作戦開始。いつものやつ!!のぼりで全開!!簡単なことだ
股関節はもちろん、足も心臓も痛むが、短い登りを頂上に向かって全力で踏んだ。
1回目。終わり。
少し休んで2回目。
足は来ているものの、まだやれる。
ところが、ホームストレートでブリッツェン 宮崎を逃してしまう。まあ一人ならペースで追って一定距離を保てばどうにかなると思い、3回目もペースをあげる。
が、ここでUKYO石橋さんを含める2人の逃げを許してしまう。しかも宮崎に追いつき3人に。これはまずいと思い、少しピッチを上げて追いかける。
かなり限界に近かったが、せめてもう1度、登りの頂上までと思い、ひとり追いかけた。
上りに差し掛かったところでレバンテ マラル選手がアタック。それにより活性化した集団についていくことができず、終了。
ホームストレートに戻ると多くの声援が。頑張ってよかったな。
安堵と共に股関節も痛み出したが、あと4周の周回版が見えたため、とりあえずゴールすることを目標に踏み続けた。
3分のタイムリミット。最終周に入る頃には2.30となっていたが、何とか最後の関門を抜け、2.58差のギリギリのギリで完走。人生とは難しいもので、あと2秒前にちぎれていたら、平均パワーがあと1w低かったら、完走扱いにならなかっただろう。
20位。
キナンの結果はまさきさんが3位。ありがとうございます!!!!

まとめ
股関節に苦しめられた2日間でした。ぶっちゃけ出走をやめようとも考えましたが、皆様の応援のおかげで何とか走れました。
と言っても痛みが引いたわけでもなく、むしろレース後は歩くのも厳しいほど悪化してしまったので、しっかりと原因究明をしてまた元気に自転車に乗ります!
2日間応援ありがとうございました!
