熊野 〜熊野三山編〜

さてさて、神話の予備知識を少しお勉強したところで、いよいよ本題の熊野に入っていきます!

 

(なんのこと?って人用↓)

 

 

 

んで、実は前半の知識はあんまり必要なく、後半の神武天皇が熊野を通ったところが予備知識として少し必要になってきます。

 

いや、だって、調べていったら一番底まで辿り着いてしまって、、面白かったし頑張って調べたから書かないわけにいかなかったんですよ、、、つまり成果を具現化したかっただけなんですよ、、(てへ。

 

 

熊野三山

熊野には三山として崇められているものがあります。

三「山」といっても、よく言うお山のことではなく、三つの社のことを指して三山と言っているわけです。

 

 紛らわしいので熊野三社とかにしてください。

 

三山は

 

・熊野本宮大社

・熊野那智大社

・熊野速玉大社

 

のことで、それぞれの概要をまとめていきます

 

 

熊野本宮大社

いかにも親玉っぽい名前ですね。

それもそのはず。創建されたのは三山の中で一番歴史の深い紀元前33年。

昔は 熊野坐大社( くまの にます たいしゃ) と呼ばれていて、これは熊野の神が静まるところを意味していた。漢字が読めん。。

 

 

 

 

 

 

 

古くは

熊野川 岩田川 音無川の中洲に位置していたが、明治22年の洪水で流され、現在は少し上流に位置している。

旧社地にはでっかい鳥居があり、大斎原(おおゆのはら)として崇められている。

 

そんな主人公的な熊野本宮大社、

 

主祭神は家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)

 

いや、誰やねんと思いますよね。これ、あの鼻くs、、スサノオノミコトの事。なんかいっぱい名前があるみたいです。めんどくさいです。

 

そしてそして、日本には神仏習合という考え方があり、これは

神道と仏教を融合させ、一本化した宗教の考え方。

 

???

 

つまりは、なんか宗教いっぱいあると面倒だから、一緒にしようぜ。

って考え方です。日本には正月もハロウィンもバレンタインもありますが、その片鱗はこの頃から既に見えていたわけですね。

奈良時代に仏教が本格的に日本に入ってきて、対立など面倒になったそうで、本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ) という 神(仮身)は仏菩薩(本身)が現世へ降臨する際に姿を変えたものとする 見方によっては若干神道がへり下った考え方の説に起因しています。(筆者主観)

 

で、ここ本宮大社も例に漏れず、神の他に本地仏として 阿弥陀如来(あみだにょらい) が祀られており、こんなところにも日本文化の歴史が見れるわけです。

ちなみにこの阿弥陀如来、来世を司る神だそうですよ。

 

 

熊野那智大社

なち??面白い名前ですね

 

那智とは、那智大社が建立されている那智山に由来しており、那智大社の隣には 那智滝(なちのたき) というまあまあ迫力のある滝があります。

起源は神武天皇が那智滝を見つけ、祀ったのが最初とされていて

社殿が創建されたのは、仁徳天皇五年(317年)とのことです。ピンときませんね。

 

 

 

主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)で、イザナミノミコトのこと。

 

夫須美は『結』ともかかれ、縁結びのご利益もあったりなかったり。当て字です。

 

本地仏は千手観音 これは現在を司っています。

 

で、この那智大社、神武東征と深く関わっていて、

露頭に迷って散々な目にあった神武天皇を奈良の橿原の地まで道案内をした八咫烏が、案内を終えてこの那智山で烏石に姿を変え休んでいると伝わっています。

なるほど、確かにカラスに似た岩ですね!!納得です!!

(写真引用)

 

 

熊野速玉大社

さて、ラスト。熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ) 

fast ball です。野球とか、バレーとかにご利益ありそうな名前ですね。実際は知りません。

 

 

建立は景行天皇五十八年 (紀元120年頃)三兄弟の次男です。

 

主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)これは イザナギノミコト のことです

本地仏 は 薬師如来(やくしにょらい)これは過去を司るとされています 

 

ということは、3つの本地仏 阿弥陀如来、観音菩薩、薬師如来 それぞれが 未来、現在、過去 を司っており、

この点からも3つを参拝することは、すごいことらしいです。

 

 

まとめ

たらたら書いてきたので、それぞれの主祭神等をまとめると

 

熊野本宮大社 神武東征以前から鎮座 (紀元前33年とも)

主祭神・家都美御子大神(スサノオノミコト)

本地仏 阿弥陀如来  来世

 

熊野那智大社 仁徳天皇五年 (317年)に那智山中腹に社殿が創建

主祭神・熊野夫須美大神(イザナミノミコト)

本地仏 千手観音 現在

 

熊野速玉大社 景行天皇五十八年(120年頃)

主祭神・熊野速玉大神(イザナギノミコト)

本地仏 薬師如来 過去

 

となります。

じゃ、これに関連してどういう文化が生まれたのか

 

次回 熊野古道!!!(やっと。)

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