熊野 日本神話編

今回は世界遺産 ”熊野古道” を中心に、「熊野」のお話

と、いっても「熊野」とは三重県熊野市のことではなく、主に紀伊半島の南部一体のこと。

大体この辺です!!

 

 

地図で見ると分かる通り、非常に田舎 自然豊かな地域

そんな熊野地域、かの有名な熊野古道など、実は日本の文化形成に大きく関わっている重要な土地なんです!!

 

今回は、そんな熊野地域を文化と自然、それぞれの側面からまとめていきます!

 

 

 

 

 

 

国生み

 

 

で、その説明をするには日本神話から入らねばならず、、、、((正直ここが一番大変だった

 

昔々、『イザナギノミコト』と『イザナミノミコト』と言う夫婦がおりまして、その二人が矛で海をかき混ぜ、引き抜いた際に滴として垂れたものが合わさって日本という土地ができたようです。けっっっして海底火山による隆起ではありません

 

 

 

ちなみに、この二人の名前が似ていて分かりにくいというクレームが多数あったため、今後イザナギを青 イザナミを赤 で記載します。これは男女の色等のステレオタイプは意識していません。テキトーです!!!文句言わないでください。

 

国生みイラスト/無料イラストなら「イラストAC」国生みイラスト/無料イラストなら「イラストAC」で、国生みを終えた二人はせっせと八百万の神を子作りし始め、、、

しかし!! やはり昔の出産は命がけです。火の神様「ヒノカグツチ」を産んだ際に、イザナミさん、ヒノカグツチの火で火傷して死にます。!?

 

 

かなり無理やりな殺し方ですが、悲しみにくれるイザナギは禁忌を思いつきます

 

「黄泉の国(あの世)行ったら会えるやん」

 

なんでもありですね。イザナギ氏、黄泉(よみ)の国に妻を探して三千里。そして無事会えました

が、そこには死んでしまい、変わり果てたイザナミの姿がありました

 

しかし真実の愛。イザナギはそんなイザナミを優しく包容・・・・せず。あろうことか怖気付いて逃げ出しました、、

 

そんなイザナギイザナミブチギレ。そりゃそうです。僕でも怒ります。んでイザナギを追いかけまわします

 

なんとか逃げ切り、黄泉の国から脱出したイザナギ は、黄泉の国の入り口を岩で塞ぎましたとさ。

イザナミは岩の裏で泣いていたのだとか。まじで一番かわいそうなのはイザナミです。さすがにこれは同情します。アーメン。

 

 

 

三貴神誕生

 

 

さて、黄泉の国から帰ってきたクズ男ことイザナギ 

黄泉の国の汚れを落とすため、(みそぎ)を行います

 

この際、

 

左目を洗うと アマテラスオオミカミ(太陽神)

右目を洗うと ツクヨミノミコト (夜の神)

鼻を洗うと スサノオノミコト(海原の神)

 

が生まれました

 

 

。。。

わかります!!何が言いたいのかは!!

ただ、これは神話なので!!!神話なので!!!

 

 

つまり僕らが普段崇め祀っているアマテラス様は目ヤニで、スサノオに至っては鼻くそです。

 

 

神話 天皇の先祖

 

左目から生まれたかの有名な太陽の神、アマテラスオオミカミ。

その5代目の子孫にあたるのが神武天皇

 

中学の歴史で確かやりましたよね。神武だか聖武だか桓武だかわからなくなるやつ。その点後醍醐天皇とかはわかりやすくていいですよネ!!

 

この神武天皇から現代の天皇まで2,000年くらい続いてるわけなんで、つまり天皇一家はアマテラスオオミカミの子孫ってわけです。すげえ!!!(めやn、、、、おっと誰か来たようだ。)

 

ということは、天皇は神の子であり、イコール神であることになりますよね??

これについては、アジア・太平洋戦争終結後、1946年に天皇自らがその神格制を否定する『天皇人間宣言』を発して、天皇は現人神ではなく人間になりましたとさ。

 

神武東征

 

熊野古道の説明をするためにはもうひとつ事前知識として「神武東征」というお話を知っておいた方が面白いので、もうしばしお付き合いください!

 

 アマテラスの孫にあたる ニニギノミコト は神様が住んでる天界、「高天原(たかまがはら)」から、何を思ったか人間界、宮崎県の高千穂に降り立ちます。

その関係で高千穂にいた神武天皇(当時は就任前なのでイワレビコという名前)は、何を思ったか「国を治めよう」と野心を抱き、「そのためには世界の中心に行く必要がある!!」と考えたようで、

当時世界の中心とされていた奈良盆地の橿原、『中洲(なかつしま)』を目指し、旅をすることに!この旅が「神武東征」というわけです

 

で、その辿ったルートはこんな感じ。

宮崎の高千穂を起点として、福岡で明太子を食べ、広島で牡蠣を食い、、と、ちょくちょく観光もしながら大阪湾へ行き、陸路で奈良に行く計画でした

 

しかし!!

あっさりたどり着いては、物語としては面白くありません。

ここで登場するのがライバル「ナガスネビコ

彼らは大阪と奈良の県境、「生駒山」で戦います

 

海側から西から東へ攻める神武軍と生駒山に立ちはだかるナガスネビコ軍。

 

神武軍はナガスネビコに矢を放ちます!!!

これにブチギレたのがーーー

 

アマテラスオオミカミ!?!?

 

氏曰く、『太陽の神のあーしにの祖先のくせして、太陽が昇る東に矢を打つとは何事じゃ。』と。

 

そりゃそうです。これはブチギレ案件です。さすがの僕も怒ります。

とはならんでしょう!?

 

そのくらい許してよ、太陽神!!

 

アマテラスが怒ったことで、神武軍惨敗、神武の兄イツセも瀕死の重傷を追います。

と、いうわけで。しょうがない下から行くか。と神武。熊野の方角へ向かいます

 

どんぶらこーどんぶらこ と紀伊半島を周っていると、三重県熊野市の花の(いわや)イザナミの墓)あたりで嵐により船が沈没、ここで兄イツセを亡くします。

更に弱り目に祟り目とはこのこと。イザナミをはじめとする荒ぶる熊野の神々が、毒気を吐いて一行を襲います。

もう踏んだり蹴ったり!!

 

更には追い討ちをかけるように、山深い熊野の山中でご一行は迷子になります。まあ、そりゃ無理ないよ、、

 

そんな窮地に登場するのが、、、

 

アマテラス!!!

 

いや飴と鞭!!そもそもお前が変な縛りプレイを課さなければ、こんなことになってないし、今頃中洲でよろしくやってっから!!

 

彼女は道案内の使いとして、八咫烏(やたがらす)を使わせ、一行は見事熊野山中を抜けましたとさ。

 

ちなみに八咫烏、足が三本生えており、大体1m程の大きさ。篦棒にデカいわけじゃないけど、デカい。

 

そんなこんなで無事太陽を背にナガスネビコと対峙。勝利を収め、現在の奈良県橿原にある中洲で天皇となりました。

めでたしめでたし。

 

 

次回

さて、神話の話はこれで終わり。

熊野の話に入っていくのですが

 

 

長くなりそうなので次回!!!Orz   

 

また見てね

 

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